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17世紀、18世紀の弓
私が作る弓は、現存するオリジナル弓のコピーまたは絵画からの復元です。今日で は17.18世紀の、しかも演奏可能な状態である弓を探すのは困難になってきま した。でも幸運なことに、この時代の多くの画家がとても精密な絵画を残していま す (例えば Evaristo Baschenis, Bergamo, 1604-1678 や Francois Deportes, France, 1661-1743)。彼らはサイズ、デザイン、木の種類、フロッグのスタイルや毛の色に 関して詳細のインフォメーションを与えてくれます。私が弓を作るときは、測定したオ リジナル弓のデータと絵画から得るインフォメーションを組み合わせています。
クリップ・イン・フロッグと黒毛
それぞれの時代や国、または地域で膨大な種類の弓が存在するにもかかわらず、 次の二つのことが共通する特徴としてあげられると思います。
- 1725年までは大部分の弓が 「クリップ・イン・フロッグ」であったこと。
ほんのわずかではありましたがスクリューとナットで毛に張力をかける弓 もありました。これはおそらくスクリューを作るのが高くつきすぎたためだと 思います。そのころはまだスクリューを大量生産できる機械が発明され ておらず、手作業で作られていました。したがってスクリューは豪華バ ージョンにしか使われていませんでした。
- クリップ・イン・フロッグを伴った弓の大部分は黒毛を伴っていた。
私の経験では黒毛はどんな天候においても白毛より安定しているの で、フロッグが固定されているjクリップ・イン・フロッグでも季節によって生じる気温や湿度の差に対応しやすいと 思います。
私はクリップ・イン・フロッグをご注文いただいた方にはいつも 黒毛を勧めています。更なる黒毛の長所はそのいくらか「荒っぽい」音 にあり、大きな教会やコンサートホールでは音のとおりがいいと思います 。
18世紀後半から19世紀前半にかけて
この時代の弓の情報は比較的簡単に入手できます。多くの弓はまだ演奏家たち によって使われていますし、楽器博物館に行けば測定や演奏も可能です。コピー したいすばらしい弓は多すぎるほどたくさんあります。
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